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京極作品内年表 の履歴(No.38)


慶長5年(1600年)

柳屋宗右衛門、品川で柳屋を始める

寛政3年(1791年)

3月

おさい、菓子舗に奉公に出る

寛政5年(1793年)

5月

おさい水野忠光の子を産む
先代毅左衛門毅左衛門(丙六)を連れてくる

寛政9年(1797年)

おさい死亡

寛政11年(1799年)

又市誕生

寛政12年(1800年)

冨久誕生

文化6年(1809年)

山岡百介誕生
文化7年(1810年) 冨久玄大黒の嘉太郎の実家が火事になる

文化10年(1813年)

叶屋幸左衛門冨久、祝言
中禪寺家十五代冨久の祝言の際に方位避けの祈祷
おぎん誕生

暮れ

叶屋幸左衛門福乃屋富三を救う
文化12年(1815年) 登代誕生

文化14年(1817年)

玄大黒の嘉太郎、北林で金鉱発見
冨久水野忠邦から証文を取り付ける
先の帝が譲位する

文政元年(1818年)

小股潜りの又市、靄船の林蔵、無動寺の玉泉坊らと組んで上方を荒らす

文政3年(1820年)

4月

叶屋幸左衛門ら、熊川宿で火事に遭う

福乃屋富三、紀州で金貸し(福乃屋)を始める

12月

叶屋幸左衛門、江戸に戻る

文政4年(1821年)

おぎんの母、笹森欣蔵に殺される
祇右衛門おぎんの父)、獄門晒し首となる

8月

十一代藩主南部利用(吉次郎)死亡

9月

南部利用(善太郎)、替え玉の十一代藩主になる

文政5年(1822年)

水野忠邦、北林藩の金山を資金源にする
水野忠邦、貸し付けの形で横沢兵庫らに5000両を渡す

文政6年(1823年)

林蔵が下手を打ち、又市ら上方を出る

文政7年(1824年)

又市林蔵、江戸に流れ着く

7月

米搗き三平の父弥平嘉助に殺される

9月

又市お葉のために睦美屋の一件にかかわる
又市、ゑんま屋の一味に加わる(寝肥)

文政8年(1825年)

1月

8日
本所にて、岩見平七の仇討ちが行われる
10日
仇討ち時の怪異(大蟆出現)の風聞が立つ(周防の大蟆)

2月

西川家の継子虐待死事件(二口女)

5月

水野忠邦、大坂城代に就任
福乃屋、大坂に移転
蛭子の善治猩々丸が福乃屋の取り立てに加わる

6月

土田左門を切腹に追い込んだ報復として、ゑんま屋一味が襲撃される
又市、小右衛門と出会う(かみなり)

7月

南部利用(善太郎)死亡
南部利済、十二代藩主に就任
水野忠邦、貸し付けの形で横沢兵庫らに1万両を渡す

11月

祇右衛門により、道玄坂の縁切り堂に黒絵馬が設えられる
白菊死亡

文政9年(1826年)

勘作登代が夫婦になる

4月

志方兵吾が黒絵馬に自分の名を書き入れる
又市ら、一文字屋仁蔵の依頼で黒絵馬潰しに暗躍(山地乳)

11月

久瀬棠庵、消息不明になる
ゑんま屋関係者(巳之八辰五郎お喜多おしま政吉捨蔵山崎寅之助角助)およびおちか、祇右衛門の手下によって殺される
又市小右衛門と手を組む

12月

宗右衛門祇右衛門(2人目)として獄門に掛けられる

文政10年(1827年)

1月

又市宗右衛門の装束・道具を受け継ぎ、御行姿となる(旧鼠)

文政11年(1828年)

9月

柳屋吉兵衛信坊を殺害

11月

小右衛門が作った生地獄傀儡刃傷の人形飾りが評判になる

文政12年(1829年)

小右衛門、江戸を去る

3月

27日
柳屋吉兵衛、柳の下の祠を取り壊す

文政13年(1830年)

又市民谷伊右衛門民谷岩の縁談を斡旋

天保3年(1832年)

又市、奥州の殺し下手人探しの仕事で初めて治平と組む
民谷伊右衛門、死亡

9月

北林義政死亡

10月

柳屋吉兵衛の妻お喜美、実家に逃げる

天保4年(1833年)

木幡小平次又市の仕掛けに利用される

天保5年(1834年)

5月

番町の青山屋敷で人死に発生

天保6年(1835年)

盛岡藩で七福神札発行

6月

登代、一文字屋で働く

天保7年(1836年)

山岡百介又市おぎん治平らと出会い初めて仕掛けの片棒を担がされる(小豆洗い)

8月半ば

山岡百介、八王子で山岡軍八郎から相談を持ちかけられる
野鉄砲の島蔵浜田毅十郎田上兵部に復讐する(野鉄砲)

又市ら、登和の依頼で弥作を仕掛けに掛ける(白蔵主)

11月半ば

祇右衛門(3人目)の獄門首が晒される

12月半ば

又市山岡百介の離れを訪問し、祇右衛門を殺す方法を吹き込む
山岡百介田所真兵衛祇右衛門を殺す方法を伝える
祇右衛門(4人目)笹森欣蔵)、4度目の斬首
由良公房誕生

天保8年(1837年)

米相場下落で七福神札が紙屑同様となる
中禪寺家十五代死亡

1月

山岡百介又市から祇右衛門事件の真相を知らされる(狐者異)

2月

大塩平八郎の乱

又市ら、田所十内を仕掛けに掛ける(舞首)

5月半ば

山岡百介平八に人(白菊)捜しを頼まれ、又市に相談

6月半ば

山岡百介平八、和泉で良順の話を聞き、名古屋の金城屋を訪れる
又市から飛縁魔の真相が明かされる(飛縁魔)

晩夏

又市ら、松平長二郎を仕掛けに掛ける(芝右衛門狸)

11月(冬の初め)

山岡百介おぎん東雲右近と間違われて襲われる
勘作、一文字屋の下男になる

天保9年(1838年)

宇夫方祥五郎藩士でなくなる

1月(冬の初めから2カ月後&「今年の初め」)

山岡百介おぎん東雲右近、高知藩に捕縛されるも又市らに救出される(船幽霊)

3月始め

南部義晋、遠野南部家相続
東雲右近、北林藩に戻る

5月

又市ら、百鬼丸を仕掛けに掛ける(塩の長司)

6月

山岡百介東雲右近、北林藩に向かう

7月

又市、みさき御前の祟りの形で北林藩の混乱を鎮める(死神)
又市、北林藩の金山を暴いて水野忠邦の資金源を断つ

帷子辻に腐乱した女(さと)の屍体が投棄される
又市ら、柳屋吉兵衛を仕掛けに掛ける(柳女)
林蔵ら、架空の縁談を使って杵乃字屋剛右衛門の過去を糾弾する(桂男)

山岡百介、戎島に迷い込む(赤えいの魚)
田荘洪庵、遠野に移住

暮れ

帷子辻に腐乱した女(志づの)の骸が捨てられる

天保10年(1839年)

水野忠邦鳥居耀蔵を手懐けて小判を作り始める
水野忠邦、貸し付けの形で横沢兵庫らに3万5000両を渡す

2月

林蔵ら、小津屋貫助を殺した小津屋貫蔵を狂言仕掛けに掛ける(遺言幽霊 水乞幽霊)

帷子辻に骸(とく)が横たわった
林蔵、人を殺し続けた助四郎を謀って自害させる(鍛冶が嬶)
藤本豊二郎林蔵の仲介で小右衛門に首の修復を依頼
林蔵ら、藤本豊二郎を仕掛けに掛ける(夜楽屋)

疫病で滅びかけた美曾我五箇村の庄屋又右衛門寛三郎に嫉妬し、相打になる(溝出)
お絹の死体が帷子辻に捨てられる
又市ら、京都所司代の重職の依頼で笹山玄蕃の奇行の始末をする(帷子辻)

一文字屋仁蔵に引き取られていた酒蔵の跡取り息子与吉が酒蔵新竹に戻る(豆狸)
山岡百介鴻巣玄馬が代官を務める摂津の村を訪問。六部に化けた又市と遭遇(天火)
山岡百介又市の依頼で林蔵が老人であるとお栄に吹き込む
林蔵又市、16年前の決着を付ける。辰造お栄死亡(野狐)

12月

稲荷藤兵衛水野忠邦の邪魔をする連中を暴けと山崎由良治に頼される

天保11年(1840年)

1月

稲荷藤兵衛、本所今川町の仕舞屋に住む

2月

稲荷藤兵衛ら、番町の青山屋敷でおぎん徳次郎と遭遇

4月

山岡百介ら、遠州で仇討ちに関わる(山男)
山岡百介、池袋でくちなわ党の隠し金の一件に関わる(手負蛇)

5月

稲荷藤兵衛ら、北品川の柳屋で那須乃家たからと接触

11月

櫻木村で口走りが始まる

12月

稲荷藤兵衛田所真兵衛志方兵吾を訪ねる
稲荷藤兵衛、櫻木村で治平と会う
先の帝崩御

天保12年(1841年)

1月

7日
稲荷藤兵衛、化け物遣いの探り役を辞して酒々井宿墨村に戻る
10日
稲荷藤兵衛文作登代多吉を預かってほしいと依頼される

5月

天保の改革開始
福乃屋、江戸に進出
高柳剣十郎、腐った鳥を食べて田荘洪庵に治療してもらう

天保13年(1842年)

山岡百介、戯作を開板

3月

田所真兵衛遠山金四郎の命で稲荷藤兵衛を捕縛し牢に入れる
遠山金四郎稲荷藤兵衛を釈放
寿々事触れの治平死亡
稲荷藤兵衛叶屋幸左衛門の憑き物落とし

4月

一文字屋仁蔵旗屋の縫に射殺される

5月

稲荷藤兵衛白蛇のお市を弔う

6月

1日
稲荷藤兵衛中禪寺洲齋冨久の屋敷で憑き物落とし
鳳凰屋仁輔里江と結婚
黒井宗矩、五万両を老中首座水野越前守、南町奉行鳥居甲斐守、金座取締役後藤三右衛門に渡す
又市、由良胤房由良公房を手渡す(五位の光)

天保14年(1843年)

水野忠邦日光参拝強行

水野忠邦失脚

弘化元年(1844年)

仲蔵、遠野の壇塙の迷家に住み始める
鳳凰屋仁平、盛岡藩勘定奉行肝いりで遠野に店を出す

1月

さと権蔵(遠野)に攫われる

4月半ば過ぎ

山岡百介、北林藩江戸屋敷の近藤玄蕃又市の消息を尋ねられる

5月

5月江戸城火災

6月

水野忠邦、老中首座に再任

山岡百介、北林藩再訪。小右衛門樫村兵衛と再会
小右衛門、北林藩にて樫村兵衛と刺し違える
又市およびおぎん山岡百介の前から姿を消す(老人火)

9月

鳥居耀蔵、南町奉行免職
高柳剣十郎、盛岡藩大調練で鉄砲隊に抜擢される

弘化2年(1845年)

水野忠邦、山形藩に転封

1月終わり

仲蔵を発見
山田屋弥右衛門)と結婚
後藤三右衛門、斬首

夏前(暦の上では春)

大久保平十郎、愛宕山麓の鉄漿女を退治(歯黒べったり)

9月

児玉毅十郎の公金横領が露見しかけ、半兵衛を仲間に引き入れる

26日

半兵衛一手取り扱い発布

10月

半兵衛騒動
児玉毅十郎の遺体発見

7日

半兵衛一手取り扱い廃止(礒撫)

7日以降

波山騒動(娘焼き捨て殺し)
みね鳳凰屋仁輔に焼き殺される
さん鳳凰屋仁輔に焼き殺される
佐兵衛の娘、鳳凰屋仁輔に焼き殺される

11月

志乃(遠野)鳳凰屋仁輔に殺され掛けたが鳳凰屋仁平に救われる

10日

高柳剣十郎、波山を撃ち取る

弘化3年(1846年)

1月

11日

権蔵(遠野)寬次吉次郎、22人の女に総掛かりで殺される

15日

宇夫方祥五郎乙蔵の小屋を訪ねる

16日

権蔵(遠野)寬次吉次郎、熊に殺されたことになる(鬼熊)

夏前

乙蔵、長者屋敷に仮小屋を建てて埋蔵金探しを始める

恙虫騒動
佐田久兵衛矢田清次郎須山平右衛門、毒殺される
倉持勘解由切腹(恙虫)

恙虫騒動後

赤澤大膳切腹
黒井宗矩処刑(拷問死)
宝螺抜け発生
宇夫方祥五郎、斬られる
八咫烏によって水野忠邦に起因する金塊騒ぎの真相が語られる(出世螺)

弘化4年(1847年)

暮れ間際

遠野で強訴発生

弘化5年(1848年)

南部利済隠居、横沢兵庫罷免
宇夫方祥五郎、侍身分を捨てて志津と添う

嘉永2年(1849年)

稲荷藤兵衛、江戸で山岡百介宇夫方祥五郎夫妻、又市に出会う
優門海上人、入定

安政3年(1856年)

由良公篤誕生

安政4年(1857年)

由良公房、信濃で八咫烏(又市)と青鷺(りん)に会う

万延元年(1860年)

仁秀、明慧寺先代住職仁秀に拾われる

元治元年(1864年)

国枝喜左衛門りんを殺害
和田智弁が生駒屋の山岡百介を訪問。山岡百介山岡小夜を引き取る

慶応元年(1865年)

山岡百介、九十九庵を購入

慶応2年(1866年)

笹村与次郎、北林藩からの恩賞金を山岡百介に届ける係となる

明治元年(1868年)

円覚道、金剛三密会を興す

明治4年(1871年)

佐伯甲兵衛誕生
笹村与次郎山岡百介宅を再訪

明治5年(1872年)

由良胤房、死亡

明治6年(1873年)

蒲生いね山野金六に攫われる
由良胤篤、誕生

明治8年(1875年)

明治9年(1876年)

由良胤篤由良公胤の養子になる
由良行房、誕生

11月

由良公篤、私塾「孝悌塾」を開く

4月

両国火球騒動

6月

池袋村蛇塚騒動

9月

野方村山男騒動

明治10年(1877年)

1月

矢作剣之進、警察組織改変により内務省警視局本署の一等巡査となる
矢作剣之進、光る鷺について由良公房に相談される

初夏

矢作剣之進、百物語を開催
山岡百介死亡

明治14年(1881年)

山形州朋(後、由良家執事)、誕生

明治17年(1884年)

7月

7日
華族令施行。由良公房、伯爵となる

明治18年(1885年)

円覚丹(後明慧寺の貫首)、誕生
由良公篤、隠居した由良公房を継ぎ伯爵となる

明治20年(1887年)

栗田コウ栗田要次栗田周次を殺害
由良公篤、白樺湖畔に鳥の城を建設

明治23年(1890年)

笹村与次郎死亡

明治25年(1892年)

片倉柳子依田儀助に斬り殺される

明治26年(1893年)

由良公房、死亡

明治28年(1895年)

和田智稔、仙石楼に招かれ明慧寺発見

明治29年(1896年)

金剛三密会初代教主円覚道、死亡

明治33年(1900年)

円覚丹、真言宗金剛三密会を離れる

明治34年(1901年)

織作伊兵衛、織作家の養子に入る
山形州朋、由良家に仕える

明治35年(1902年)

織作伊兵衛、蜘蛛の巣館建設
由良昂允、誕生
片倉涼死亡

明治36年(1903年)

由良公篤死亡。由良行房、伯爵となる
羽田桝太郎羽田隆三織作伊兵衛の父)、羽田製鐵を創業

3月

由良昂允の母由良早紀江、死亡
由良行房栄田庸治郎由良早紀江の剥製を作らせる

明治37年(1904年)

5月

5日
由良昂允、退院

明治40年(1907年)

4月

由良胤篤由良早紀江の幽霊(剥製)を目撃

大正元年(1912年)

円覚丹、金剛峰寺で発願得度

大正6年(1917年)

金剛三密会2代教主円覚正、貧困の末牧村拓道に引き取られる

大正7年(1918年)

笹村伴輔笹村澄代と結婚

大正8年(1919年)

笹村伴輔、新聞社を引き継ぐ

大正11年(1922年)

由良行房、自殺。由良昂允、伯爵となる

金剛三密会2代教主円覚正、死亡

11月

アルベルト・アインシュタイン来日

12月

5日
アルベルト・アインシュタイン、転んで珠代に手を貸してもらう

大正12年(1923年)

9月

1日
関東大震災
柴田トキ、死亡
9日
鷺宮一味、双子山山中で法界髏を行う。降旗弘、法界髏を目撃
30日
鷺宮邦周、自殺

大正13年(1924年)

宇多川崇宇多川さとと見合い結婚

大正14年(1925年)

織作雄之介、織作家の養子に入る
松宮仁一郎、明慧寺周辺の土地を購入

大正15年(1926年)

大西泰全、明慧寺に入山
宇多川さと、病死

12月

26日
棚橋祐介、憧れていた和田ハツの焼身自殺を目撃

昭和元年(1926年)

桑田常信、得度

昭和3年(1928年)

小坂了稔円覚丹、明慧寺に入山

昭和4年(1929年)

柴田耀弘の嫡男柴田弘明、死亡

昭和5年(1930年)

伊庭銀四郎、国家警察長野県本部刑事課捜査一係に配属

由良昂允、妻美菜を殺害

昭和6年(1931年)

寺田兵衛寺田サト、見合い結婚

昭和7年(1932年)

久保竣公誕生
菅野博行、久遠寺医院の常勤小児科医となる
桜田登和子誕生
旭日爆弾開発計画発動

昭和8年(1933年)

8月

軍部が日光の旧尾巳村の一画を買収

12月

藤野牧朗の母、死亡

昭和9年(1934年)

由良昂允、妻啓子を殺害
緑川猪史郎、理化学研究所を辞める

4月

笹村倫子誕生

5月か6月

30歳くらいの男が撲殺される

6月

25日
寒川英輔、日光で転落死
正午ごろ、沢に人が倒れていると派出所に通報
笹村伴輔笹村澄代殺害される
芝公園で3人(男2人、女1人)の遺体発見
八王子の北の多西村で火事

6月

26日
4時30分から40分、寒川英輔の遺体が緑川猪史郎の診療所に搬入される

昭和10年(1935年)

川島喜市、川島家に引き取られる
桑田常信中島祐賢、明慧寺に入山
平田謙三、有徳商事に就職

昭和11年(1936年)

今川雅幸、骨董今川開業
片倉静子川西平作に斬り殺される

昭和12年(1937年)

石山嘉助、光る猿を鉄砲で射殺

光保公平、戸人村の駐在に赴任

8月

15日
柴田弘弥柚木陽子、駆け落ちする

昭和13年(1938年)

由良昂允、妻春代を殺害
雨宮典匡柚木陽子柚木加菜子親子の監視役になる
榎木津礼二郎木場修太郎川島新造と出会う
山田与治郎の孫山田スエ、父山田嶌夫を刺殺し凶器を壷に隠す
柚木陽子、父美馬坂幸四郎の子柚木加菜子を出産
和田慈行、明慧寺に入山

3月

桜田登和子、山楝蛇に咬まれる
6日
田端勲死亡
12日
小峯源助、光る猿を目撃

5月

光保公平、出征のため戸人村の駐在勤務終了

楠本頼子誕生

6月

20日
佐伯甚八佐伯初音を犯し、殺される
有馬汎佐伯布由を保護
21日
有馬汎、下田署に配属される

津村辰蔵、憲兵に連行される

昭和14年(1939年)

明慧寺にて、大西泰全が典座、桑田常信が維那、小坂了稔が監院、中島祐賢が直歳に就任

藤野牧朗久遠寺梗子を見初める

昭和15年(1940年)

有馬汎山辺唯継と取引
平野祐吉平野宮、結婚
織作碧誕生
美馬坂幸四郎の妻、柚木絹子死亡

1月

3日
松宮鈴子、家族を撲殺。松宮仁、松宮家に放火して逃亡
消防団員堀越牧蔵、消火活動。松宮鈴子が行方不明となる

9月

16日
関口巽久遠寺涼子を強姦、鬱病発症

昭和16年(1941年)

菅野博行、久遠寺病院から失踪

2月

藤野牧朗、久遠寺家へ求婚

4月

藤野牧朗、ドイツで事故に遭い、生殖器の一部を失う

菅野博行、明慧寺で得度

初夏

沼上蓮次、同人誌「迷ひ家」創刊

12月

8日
太平洋戦争開戦

昭和17年(1942年)

内藤赳夫、久遠寺家へ引き取られる
大鷹篤志花田百合の陰部を窃視
陸軍第十二研究所創設

昭和18年(1943年)

小池花恵上田健吉信濃カヲルを殺害
鷺宮邦貴一柳朱美の実家に放火
大鷹篤志、風呂屋の娘と初体験

昭和19年(1944年)

一柳朱美佐田申義と結婚

8月

31日
一柳朱美、憲兵に拘禁される

9月

桜田裕一死亡
1日
宗像民江佐田申義を殺害

10月

14日
一柳朱美宗像民江、利根川で遭遇して川に落ちる
一柳史郎一柳朱美宇多川崇宗像民江を助ける

昭和20年(1945年)

石田芳江、首吊り小屋で首を吊る
柴田勇治柴田耀弘の養子になる
白丘亮一汚れた神主から武御名方富命の骨を託される

8月

15日
太平洋戦争終戦

10月

由良昂允、妻由良美禰を殺害

昭和21年(1946年)

蓼科大池(後の白樺湖)完成
伊庭銀四郎、東京警視庁捜査一課に配属
山田春真高野八重を誘拐
大鷹篤志徳子との情交開始

昭和22年(1947年)

村上貫一、復員。山辺唯継の世話で下田署に入る
平田謙三、有徳商事から由良奉賛会に出向
川瀬敏男らが皇室の宝石を横取り
川瀬敏男死亡

昭和23年(1948年)

帝銀事件発生(青木文蔵捜査協力)
澤井健一、帝銀事件への関与を疑われて連行される
伊佐間一成、釣り堀を任される
羽田隆三、「徐福研究会」を設立
平野宮、密通現場を夫平野祐吉が覗き見ていることを知り、自害
布施山人、根念寺を乗っ取り薬石茶寮開始
牧村托雄、明慧寺に入山

昭和24年(1949年)

昭和25年(1950年)

日光榎木津ホテル開業
関口巽関口雪絵恋愛結婚。関口巽、粘菌研究を辞める
中禅寺秋彦、高等学校講師を退職し、古本屋「京極堂」を開業
内藤赳夫、医師国家試験落第
本島俊夫大河内康治と知り合う
保田作治木場修太郎の妹百合子と結婚
大鷹篤志奥貫薫子の入浴を窃視

4月

宗像民江の兄宗像賢造、復員

初夏

多々良勝五郎沼上蓮次、山梨で村木作左衛門村木富美と知り合う

5月

30日
関口巽、「嗤フ教師」発表(近代文藝)

6月

5日
久遠寺梗子藤野牧朗、結婚

7月

久遠寺涼子、嬰児を誘拐

9月

久遠寺涼子、嬰児を誘拐
関口巽、鍵をなくすが中禅寺秋彦の助言で発見
30日
関口巽、「イデオロギヰの馬」発表(近代文藝)

11月

久遠寺涼子、嬰児を誘拐

昭和26年(1951年)

大島剛昌、東京警視庁捜査一課課長に就任
奈美木セツ、織作家のメイドになる

1月

9日
久遠寺梗子藤野牧朗を刺し、久遠寺涼子藤野牧朗を殺害
30日
関口巽、「E. B. Hの肖像」発表(近代文藝)

2月

7日
田岡太郎、父田岡吾市を刺殺
8日
多々良勝五郎田岡吾市殺人事件を解決

4月

杉浦隆夫杉浦美江、結婚
30日
関口巽、「天女転生」発表(近代文藝)

7月

30日
関口巽、「蒼ざめたものを待つて」発表(近代文藝)

女優美波絹子(本名柚木陽子)、引退

10月

30日
関口巽、「舞踏仙境」発表(近代文藝)

里村紘市、出羽で優門海上人の即身仏を解剖・防腐処理
中禅寺秋彦、出羽で憑物落とし。多々良勝五郎沼上蓮次と知り合う

12月

久保竣公、「蒐集者の庭」で本朝幻想文学新人賞を受賞

昭和27年(1952年)

有馬汎、警部補に昇進
桑田常信、明慧寺の典座に就任
西田新造、相模原美術展入選
江藤徹也、母江藤登美枝を殺害

2月

木場修太郎、池袋署から東京警視庁捜査一課に異動
榎木津礼二郎、薔薇十字探偵社を開業

4月

織作茜織作紫を殺害?

5月

1日
平野祐吉、精神神経科医降旗弘の診察を受ける
2日
連続目潰し魔平野祐吉矢野妙子を殺害
30日
関口巽、「温泉郷の老爺」発表(近代文藝)

7月

雑司が谷嬰児連続失踪事件
久遠寺梗子、死亡
久遠寺涼子久遠寺菊乃を殺害
久遠寺涼子、死亡

8月

15日
楠本頼子柚木加菜子を武蔵小金井駅のホームから突き落とす
16日
柚木加菜子、美馬坂近代医学研究所に搬送される
25日
柚木加菜子誘拐予告の脅迫状が届く
29日
柚木加菜子の右腕発見
30日
関口巽、「眩暈」発表(近代文藝)
柚木加菜子の両脚発見
31日
須崎太郎柚木加菜子を病室から連れ出す。雨宮典匡須崎太郎を殺害、柚木加菜子を伴い失踪
杉浦隆夫、自宅から失踪

9月

武蔵野連続バラバラ殺人事件
柴田耀弘、死亡
久保竣公雨宮典匡柚木加菜子と出会う
本田幸三渡辺小夜子を強姦
5日
木場修太郎、1カ月間の謹慎処分が下される
6日
浅野晴子の右脚発見
7日
浅野晴子の左脚、右腕発見
10日
浅野晴子の左腕、小沢とし江の左腕発見
13日
小沢とし江の右腕発見
14日
小沢とし江の右脚発見
16日
柿崎芳美の右腕発見
鷺宮邦貴佐田申義の髑髏を海に投擲して金色髑髏事件を引き起こす
19日
柿崎芳美の左腕発見
20日
鳥口守彦、警察の失踪少女一覧を入手。穢封じ御筥様に乗り込む
双子山山中にて集団自殺者発見される
21日
小沢とし江の左脚、柿崎芳美の右脚発見
22日
逗子湾で金色の髑髏が目撃される
23日
関口巽、穢封じ御筥様の信者名簿を筆写
24日
浜に打ち上げられた金色の髑髏(佐田申義の髑髏)が目撃される。白丘亮一、それを拾う
25日
関口巽榎木津礼二郎、楠本家へ。喫茶店「新世界」で久保竣公と遭遇
27日
楠本頼子の両腕発見
28日
中禅寺秋彦、穢封じ御筥様(寺田兵衛)と対決
青木文蔵久保竣公宅で少女の死体を発見
半ば
鈴木敬太郎、鬼(久保竣公)と遭遇、出奔

10月

連続目潰し魔平野祐吉川野弓栄を殺害
1日
久保竣公の指、両腕両脚が発見される
中禅寺秋彦、美馬坂近代医学研究所で憑物落とし。久保竣公死亡
9日
伊佐間一成、島根の物部神社で雨宮典匡と出会う
14日
関口巽の単行本「眩暈」の見本完成

11月

桜田妙子死亡
1日
伊佐間一成一柳朱美と出会う
10日
立太子の礼
11日
宗像民江鷺宮邦貴を殺害し、首を切断する
28日
宗像民江、兄宗像賢造に雇われた矢沢駿六を殺害し、首を切断する

12月

堀越牧蔵、箱根消防団底倉分団を退団
1日
中禅寺秋彦久保竣公の葬儀を執り行う
矢沢駿六の生首が発見される(逗子湾生首投棄事件)
2日
宗像民江、自宅で宇多川崇を殺害
4日
宇多川崇の遺体発見。一柳朱美宇多川崇殺害容疑で連行される
15日
中禅寺秋彦、聖宝院文殊寺で憑物落とし。聖宝院文殊寺住職文覺、死亡

連続目潰し魔平野祐吉、聖ベルナール女学院の教師山本純子を殺害

昭和28年(1953年)

1月

澤井健一宇都木実菜を強姦
末日
連続目潰し魔・絞殺魔事件合同捜査本部設置

2月

連続目潰し魔平野祐吉前島八千代を殺害(左門町婦人目潰し殺人事件)
箱根山連続僧侶殺害事件
仁秀小坂了稔大西泰全菅野博行中島祐賢を殺害
中禅寺秋彦、明慧寺で憑物落とし
棚橋祐介和田慈行の煙を採取

3月

澤井健一福山幸子を強姦
織作茜織作雄之介を殺害?
連続絞殺魔杉浦隆夫本田幸三織作是亮渡辺小夜子を絞殺
連続目潰し魔平野祐吉高橋志摩子織作碧を殺害
中禅寺秋彦、織作家で憑物落とし。織作葵出門耕作織作真佐子死亡
織作茜織作五百子を殺害?
22日
岩川真司工藤信夫を逮捕

4月

中禅寺秋彦、連続目潰し魔・絞殺魔事件の真犯人「蜘蛛」の正体を指摘する
宇都木実菜西田新造のモデルになる
30日
関口巽、「犬の逝く径」発表(近代文藝)?

5月

久住加壽夫、日光榎木津ホテルに逗留
30日
関口巽、「獨弔」発表(近代文藝)
31日
来宮小百合澤井健一を詰問

6月

澤井健一来宮秀美を強姦
5日
内藤赳夫藍童子に出会う
10日
関口巽、戸人村を発見
11日
内藤赳夫織作茜を殺害。関口巽、容疑者として逮捕される(蓮台寺裸女殺害事件)
19日
中禅寺秋彦、佐伯家で憑物落とし。岩川真司尾国誠一を殺害
19日以降
木場修太郎、麻布署刑事課捜査一係の巡査に降格・左遷
河原崎松蔵、八王子署稲荷坂派出所に異動

夏前

緑川猪史郎死亡

7月

大島剛昌、公安三課に異動
北林、東京警視庁捜査一課課長に就任
大河内康治本島俊夫榎木津礼二郎を紹介
榎木津礼二郎、鳴釜事件(通産官僚の汚職脱税事件)を解決
後半
由良昂允榎木津礼二郎に仕事を依頼。由良昂允、妻奥貫薫子を殺害
中禅寺秋彦、由良邸「鳥の城」で憑物落とし

8月

榎木津礼二郎、瓶長事件(茶道具屋の書画骨董贋作事件)を解決
20日
来宮小百合澤井健一を殺害
赤木大輔来宮小百合を保護
青木文蔵、通報を受け江戸川河川敷に急行
27日
江藤徹也来宮小百合を殺害
30日
西田新造石井寛爾に相談

9月

寒川秀巳、日光に行く
5日
赤木大輔宇都木実菜を殺害し、江藤徹也が遺体発見
11日
江藤徹也赤木大輔を殺害し、榎木津礼二郎江藤徹也を糾弾
江藤徹也大鷹篤志と揉み合いとなり死亡
13日
大鷹篤志西田新造に殺害される
中禅寺秋彦西田新造宅で憑物落とし。榎木津礼二郎神崎宏美と再会
32歳の焼き芋屋が左腕を切断される(昭和の辻斬り事件 1件目)
15日
笹村市雄喜田庄助に阿弥陀如来像を納品 16日
笹村市雄、日光に向かう

11月

青木文蔵木下圀治小池宗五郎らを逮捕
榎木津礼二郎、五徳猫事件を解決
52歳の会社役員が右胸を斬られる(昭和の辻斬り事件 2件目)
18歳の工員が右胸を斬られる(昭和の辻斬り事件 3件目)
奈美木セツ桜田登和子に蛇が怖い件について相談される

12月

1日
神無月鏡太郎榎木津礼二郎と対決し粉砕される
12日
今川雅澄、呪いの面の鑑定を依頼される
19日
榎木津礼二郎、面霊気事件を解決
29日
寒川秀巳、失踪
31日
榎木津礼二郎、鬼苛め(追儺)挙行?

昭和29(1954年)

大垣弥助死亡

1月

4日
小暮元太郎宅を寒川秀巳が訪問
30日
40歳の寡婦が斬り殺される(昭和の辻斬り事件 4件目)

2月

青木文蔵主催の長門五十次退官祝い
久住加壽夫、日光榎木津ホテルに逗留
10日
20歳のお針子さんが斬り殺される(昭和の辻斬り事件 5件目)
20日
62歳の風呂屋の罐炊きが斬り殺される(昭和の辻斬り事件 6件目)
23日
緑川佳乃、日光到着
24日
緑川佳乃緑川猪史郎の診療所で遺品整理
25日
緑川佳乃緑川猪史郎の診療所で遺品整理
26日
緑川佳乃緑川猪史郎の診療所で遺品整理
27日
昭和29年2月27日 片倉ハル子死亡
寒川秀巳緑川猪史郎の診療所に放火
築山公宣寒川秀巳と遭遇
浅田トヨ死亡
28日
緑川佳乃、東照宮、華厳の滝を見物して湯葉食べて寝る
浅田トヨの葬式

3月

桜田登和子弟妹、浅田兵吉の養子になる
3日
中禅寺秋彦、秘密施設で憑き物落とし
5日
緑川佳乃、自宅に戻る
16日
緑川佳乃関口巽からの手紙を受け取る

6月

川瀬香奈男が覗きを始める

8月

久保田悠介死亡
廣田豊死亡
亀山智嗣死亡
菅原市祐溺死しかける
15日
天津藤蔵是枝美智栄を殺害
15日以降
天津藤蔵秋葉登代を殺害

10月

7日
秋葉登代の遺体発見
17日
呉美由紀篠村美弥子が出会う
?日
中禅寺敦子、新宿で発生している奇病について取材
呉美由紀篠村美弥子が高尾山で遭難
天津敏子葛城コウが警視庁に出頭
天津宗右衛門天津藤蔵逮捕

昭和36年(1961年)前後

12月

少年時代の両津勘吉が神田上水を寒中水泳し、それを関口巽が目撃。中禅寺秋彦両津勘吉に助言
大原大次郎、食材をぬらりひょんに食われる

昭和40年(1965年)

鈴木敬太郎、食品加工会社を創業

平成3年(1996年)

中野の神田上水沿いに立っていたアパート「ムジナ荘」取り壊し

平成18年(2006年)

12月

大原大次郎、中野を訪問。謎の老人の憑物落としによりぬらりひょん事件解決

203x年-30

神崎壮一、薬品サンプルの封印を解き、優性人類を作る研究を開始

203x年-2

梶浦来生律子の両親を殺害。中村雄二、殺害現場を目撃

203x年-1

来生律子、バイクの組み立て開始
神埜歩未霧島タクヤを殺害しアームブレイドを入手する

203x年

少女連続殺人事件発生
神埜歩未鈴木敬太郎ほかを殺害
神崎ケミカルコーポレーションによる臨床実験発覚
作倉雛子作倉遼にスクブスを飲ませて殺害


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