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木幡小平次

木幡小平次(こはだこへいじ)

所属:玉川座

概要・経歴

無口で芸もないが、幽霊役だけは異常に怖いと評判の役者。普段は家の納戸に蹲り妻お塚や世間を覘いている。

山城国宇治郡小幡出身。家業は馬喰。兄嫁登和(覘き)の姦計により追い詰められた父の後妻志津を連れて出奔。父と志津の子(弟)小太郎小平)とともに江戸で暮らす。

先代音羽屋松助に師事するが、芝居が下手でどのような役もこなせず10年目(7年前)に破門される。その際、先代音羽屋松助小太郎を任せるよう提案されるが拒否、後に孫平へ里子に出す。

志津と死別した後、お塚と知り合い伝馬町の外れの路地裏にある一軒家で暮らし始める。

又市が仕掛けた奥州の殺し下手人探しに利用される。その帰路、安達多九郎に郡山安積郡笹川にある安積の沼での夜釣りに誘われる。玉川歌仙に舟から突き落とされ、鰊八鴆二によって水の中に引きずり込まれ、安達多九郎に刺され動木運平に斬られる。

事触れの治平に助けられ一命を取り留め、江戸でお塚との暮らしを再開する。

外見

貧弱な顎。自然薯の如きふたつの膝頭。踵は荒れていて、罅割れた皮が厚く盛られている。

家族・親族

兄嫁:登和(覘き)

先妻:志津

子(弟):小平

妻:お塚

別名・仇名・通称

小鱃小平次(徒名)、小幡小平次(通名)

登場作

覘き小平次


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