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福乃屋富三

福乃屋富三(ふくのやとみぞう)

所属:

概要・経歴

日本橋両替商福乃屋の主人。

生国は越後。諸国を渡り歩き、食いはぐれて江戸に流れ着いた。行き倒れたところを叶屋幸左衛門に救われ叶屋の下男になる。

叶屋幸左衛門を見限った冨久に目を付けられ、北陸旅行時の火事に乗じて紀州で冨久の新たな資金源として金貸し(福乃屋)を始める。

水野忠邦の大坂城代就任を機に大坂に移転し、さらに主人が死んだ丁字屋を助ける体で丁字屋を乗っ取り、江戸に進出。

小右衛門によって蔵を破壊されると事業が傾き、冨久に見捨てられる。

中禪寺洲齋に従って冨久の憑き物落としに同行するが、最後に冨久を殺そうとしてそれをかばった登代を刺す。さらに冨久を刺し、この騒動で生じた火災によって焼死する。

文化10年(1813年) 叶屋幸左衛門に拾われる
文政3年(1820年) 叶屋幸左衛門の北陸旅に同行
秋、紀州で金貸しを始める
文政8年(1825年) 大坂に移転
天保12年(1841年)5月 丁字屋を乗っ取り江戸に進出
天保12年11月 神楽坂の寮が完成
天保13年(1842年)6月1日 登代冨久を刺し、焼死

外見

貧相な小男。

家族・親族

別名・仇名・通称

登場作

了巷説百物語 葛乃葉・手洗鬼・野宿火


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