七福連の紅一点(辨財天)。
江戸から流れてきた大道芸人。表の顔は琵琶弾き。
地潜の加助に毒殺のわざを仕込まれる。
叶屋幸左衛門と額蔵を殺すが、おぎんと徳次郎に敗れて逃走。仲間に斬られ、細民窟で稲荷藤兵衛と東雲右近に看取られる。
妲己も褒姒も裸足で逃げ出すほどの美形。驚くほどに色が白い。髪を双髻に結い上げ、金の冠のようなものを着けている。
大きな眼に赤い唇。
辨財天
了巷説百物語 葛乃葉・手洗鬼