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藤本豊二郎

藤本豊二郎(ふじもととよじろう)

所属:

人形浄瑠璃の人形遣い。主遣いになりたくて、7年前に藤本豊二郎(先代)を刺殺。その名跡を継ぎ、二代目藤本豊二郎となる。

経歴

元の名は末吉。摂津の貧農として生まれた。六人兄弟の末っ子で、本来は間引かれるはずだった。兄や姉は下の方から死に、姉は上の方から売られていった。祖母も死に、母は病に斃れ、父はいなくなった。

8つのときに家を出て放浪し、草の実や木の根を喰い、施しを受け、時に盗みを働き、生き延びた。

10歳のときに藤本豊二郎(先代)に拾われ、下働きとなった。

12歳のときに藤本豊二郎(先代)の芸を初めて見て、生きるということを人形芝居から学んだ。

13歳のときに正式に弟子入りを願い出で、藤本豊吉と名を改めた。

18歳で足遣い。20歳で一人遣いの人形を任され、28歳で左遣いに昇った。7年前、主遣いに昇り詰め、藤本豊二郎(先代)の死により二代目となる。

林蔵らの仕掛けにより道を外したことに気づき、人形遣いを辞める。

外見

家族・親族

別名・仇名・通称

二代目豊二郎、末吉藤本豊吉

登場作

西巷説百物語 夜楽屋


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