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助四郎

助四郎(すけしろう)

所属:

概要・経歴

土佐の佐喜浜で刀鍛冶をしている男。代々、鍛冶が媼の墓の墓守をしている。

名匠名工の類いではないが、助四郎が作る刀は能く切れるため高く売れる。妻八重(鍛冶が嬶)が2年前から突然笑わなくなったことに悩み、船幽霊の一見で土佐にいた又市の紹介で一文字屋仁蔵に調査を依頼。

もともと人付き合いは得意な方ではなく、そのため村で孤立していた。10年前、助四郎の父を世話するためにやってきた八重(鍛冶が嬶)と知り合い、人並みの人付き合いをするようになる。すると仕事までうまくいくようになり、5年で鍛冶屋の小屋は屋敷になった。奉公人を雇い、弟子を取るようになり、村人は皆、助四郎に頭を下げ礼を尽くすようになった。

八重(鍛冶が嬶)を大事にする気持ちが常軌を逸し、八重(鍛冶が嬶)が嫌っている(と助四郎が思いこんだ)源吉与吉(鍛冶が嬶)染(鍛冶が嬶)、山からやってくる物乞いを殺して鍛冶の炉にくべて始末していた。助四郎の刀が切れる秘密は、死体を焼いた炉で刀を鍛えたからであったとも思われる。

助四郎の逸脱を知った林蔵から八重(鍛冶が嬶)が死んだと告げられ、自害する。

外見

家族・親族

父:助四郎の父

妻:八重(鍛冶が嬶)

子:どこからか買ってきた

別名・仇名・通称

登場作

西巷説百物語 鍛冶が嬶


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