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祇右衛門

祇右衛門(ぎえもん)

所属:

概要・経歴

長吏浅草弾左衛門配下、浅草新町の公事宿世話役で香具師の元締め。江戸四箇所非人頭の支配下にない非人たちを従えていた。

もともとは、義理堅く人情に篤く、頼る者慕う者その跡を絶やさず、無宿者あぶれ者が門前市を成すという程、徳のある人物だった。

町娘(柳橋の一流料亭の娘)と通じて子(おぎん)を生し、公事宿出入りの町方役人笹森欣蔵に弱みを握られる。こうして、スリ置き引きはいうに及ばず、強請りたかり拐し、抜け荷押し込み美人局、高利貸しから隠し女郎屋、闇賭博、火付けや人殺しまで、ありとあらゆる悪事を強制される。

15年前、妻(おぎんの母)を笹森欣蔵に殺され罪を着せられ、獄門晒し首となる(40歳)。

外見

腹に、頭に髑髏を載せた狐の刺青。

家族・親族

娘:おぎん

別名・仇名・通称

稲荷坂の祇右衛門

登場作

続巷説百物語 狐者異
前巷説百物語 山地乳・旧鼠


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