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矢作剣之進

矢作剣之進(やはぎけんのしん)

概要・経歴

元南町奉行所の見習同心。維新後は、東京警視庁の一等巡査。明治10年、組織改変により内務省警視局本署の一等巡査となる。

見習同心時代に北林藩邸に出入りしており、笹村与次郎と親しくなる。珍談奇談の類が無類に好きだという困った男で、古典籍に精通している。

明治25年時点では警察を辞め、井上圓了が開いた哲學館で学んでいる。

明治10年(1877年) 赤坂で百物語怪談会を開催

外見

太い眉。瓜実顔の、色の白い、どちらかといえば童顔の部類だが、取って付けたように偉そうな髭を生やしている。この髭は童が炭団で悪戯したような具合(明治9、10年)。

山高帽にコートを着込み、立派な口髭を蓄えた年配の紳士。 50くらい(明治25年時点)。

家族・親族

別名・仇名・通称

不思議巡査(異名)

登場作

後巷説百物語
書楼弔堂 破曉 方便


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