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玉泉坊

玉泉坊(ぎょくせんぼう)

所属:又市一味

概要・経歴

都を根城に、大津辺りを縄張りとする無頼漢の小悪党。以前、又市と組んで上方を荒らしていた。

本名生国は知れず、15歳までは寺にいた。剃髪し、墨染め法衣を纏っているが、真っ当な僧侶ではない。僧形を通しているのは世過の方便にすぎず、比叡山とは無関係。

生木を引き裂くような大力だし、一太刀二太刀浴びせられたくらいでは怯まない文字通り豪傑。抜き身を提げた複数の侍とも素手で渡り合える。

野狐の一件でも林蔵又市に協力。辰造を直接手に掛けたのは玉泉坊か?

外見

鬼でも呑んだかのような不敵な面構え。

身の丈は6尺を優に越し、丸太ほどもある太い腕には背丈を超える長い錫杖を持ち、襤褸襤褸の僧衣を纏っている。剃髪こそしているが、無精髭で覆われた悪相はとても僧籍にある者とは思えない。

家族・親族

別名・仇名・通称

無動寺の玉泉坊(二つ名)

登場作

巷説百物語 帷子辻
続巷説百物語 死神
前巷説百物語 山地乳
西巷説百物語 野狐


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