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久遠寺梗子

久遠寺梗子(くおんじきょうこ)

所属:久遠寺家

概要・経歴

久遠寺涼子の1歳年下(27歳)の妹で久遠寺牧朗の妻。活発で勝ち気、積極的な性格。姉とよく似ており、牧朗が「京子」と「梗子」の違いに気付かなかったことから、結婚生活は破綻する。

性交渉は省略可能な「手段」とみなしていた牧朗とは逆に、梗子は愛情表現の結果としての性交渉を望む。この齟齬が梗子の加虐的性向を強め、内藤赳夫との性交を夫に見せ付けるという倒錯した行動に走らせた。

牧朗を刺した後、意に染まらぬ記憶を喪失。夫に愛された証拠として妊娠を望み、20カ月もの間「極めて特殊な想像妊娠」を続ける。この想像妊娠は体に過大な負荷となり、京極堂による憑物落としをきっかけに、の後を追うように死亡。

昭和15年9月16日 嘉親菊乃と箱根の仙石楼に宿泊
昭和16年春 行儀見習いに出る(秋まで)
昭和25年6月 藤野牧朗と結婚
昭和26年1月9日 久遠寺牧朗を刺す
昭和27年7月 死亡

外見

久遠寺涼子と見間違えるほどであり、健康時は美しかったと思われる。物語登場時は、眼窩が落ち窪み、肌は乾き、唇にも色がない。また、長い髪がまるで濡れているかのように貼りついていた。

家族・親族

父:久遠寺嘉親

母:久遠寺菊乃

姉:久遠寺涼子

夫:久遠寺牧朗

別名・仇名・通称

登場作

姑獲鳥の夏
百鬼夜行 陰 文車妖妃


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