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仲蔵

仲蔵(なかぞう)

所属:ゑんま屋

概要・経歴

表向きは手遊屋(玩具売り)。一方でゑんま屋の裏家業を請け負う。また、大層な俳優の落とし胤であるという噂がある。後に、梨園の出であると語る。50か60歳。

大芝居の舞台装置から大道具小道具の機械仕掛け、見世物小屋の化け物細工から絡繰的、果ては童の玩具まで、作れないものはない。浅草の外れに一人住まいで、歳は40前。

又市らとゑんま屋の損料仕事を請け負っていたが、祇右衛門の逆鱗に触れたことから状況が一変。ゑんま屋周辺の異変を察知し、宗右衛門と接触。宗右衛門お甲を自宅の地下に作った隠し部屋に匿う。

祇右衛門(2人目)の捕縛が成った後、お甲を飛騨に送るため江戸を出る。飛騨にしばらくいた後、津軽経由で遠野に移りお花の迷家に住み始める。遠野での一連の事件を手掛けた後、蝦夷地に向かった。

外見

図体はでかいが頭は小さい。その小さい頭に大きな口。その口許から大きな歯が覗いている。眼も鼻も申し訳程度にしかないが、異様に耳朶が長い。

化け物みたいな面相の大男。眼は小さく、鼻も低く、口は大きい。耳朶が異様に長い。

剃髪している(毛髪が全くない)。

家族・親族

父:飲んだくれ

母:幼少時に情夫と遁走

別名・仇名・通称

長耳の仲蔵(二つ名)、長耳(通り名)

登場作

前巷説百物語 寝肥・周防大蟆・二口女・山地乳・旧鼠
遠巷説百物語 歯黒べったり・礒撫・波山・鬼熊・恙虫・出世螺


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