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お栄
お栄(えい)†
所属:
概要・経歴†
お妙の姉。林蔵と夫婦になりたいというお妙に反対していた。実は林蔵に強く惹かれており、「惚れて、焦がれていた」。16年前、一文字屋仁蔵の指図で林蔵がお栄とお妙の大叔父である辰造に仕掛けを施そうとした際、それを辰造に密告。お妙殺害と林蔵、又市の大坂落ちの原因を作った。
父が死んだのは5つのとき、母はその5年後に死亡。以後、大叔父辰造の援助を得ながら姉妹で生活。
16年前、林蔵がお栄たちが住む長屋に毎日のように出入りしていた頃は、お栄は小間物の行商をしていた。堅気ではない林蔵をかばう一方で辰造を非難したお妙を許せず、辰造に林蔵の仕掛けを密告。辰造にお妙を殺され、妹が死んだ町で暮らすことが堪えられず大坂を捨てた。生きるためには何でもした。良からぬことに手も染めた。歩き巫女にまで身を窶した。
3年前、辰造に情けを掛けられて大坂に戻り、船宿「き津祢」(お栄が任されるまでは「木津屋」だった)の雇われ女将をやっている。
辰造に身代を譲るという念書を書かせるや、一文字屋仁蔵に辰造殺しを依頼。目論見通り辰造は殺されるが、その一件が辰造一味にばれ、膾に斬られて死亡。
なお、豆狸では酒蔵新竹の与吉が船遊び中に行方不明になったのは3年前となっているが、お栄がそのウワサを聞いた時点で「5年後に戻った」となっている。すると野狐は豆狸の2年後ということになるが、それでは計算が合わない。誤植か?
外見†
家族・親族†
妹:お妙
大叔父:辰造
別名・仇名・通称†
野干のお栄(二つ名)
登場作†
西巷説百物語 野狐
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