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奈美木セツ

奈美木セツ(なみきせつ)

概要・経歴

織作家のメイド。歳は17、8歳。前任者睦子の代わりとして織作家に仕えていたが、中禅寺秋彦の憑物落とし直前に織作家を去る。

その後、やはり睦子の後任として池尻の素封家信濃銑次郎の屋敷で下働き(通いの家政婦)を始める。しかし、榎木津礼二郎の活躍で信濃銑次郎の事業が傾き、再び失職。榎木津礼二郎に責任を取れと要求する。

日光榎木津ホテル(榎木津総一郎が経営?)のメイド見習い(桜田登和子の同僚)となる。榎木津礼二郎が責任を取って斡旋した?

口が軽く、「妙に主張するメイド」。迂闊な娘だが、気立ては良くて悪気はないから憎めない。能く喋るし、能く転ぶ。明るいが粗忽な娘。

叔母の家(梶野美津子の奉公先の裏)に寄宿中。

昭和26年 織作家のメイドになる
昭和28年3月 織作家のメイドを辞める
昭和28年11月 信濃家の下働きを辞める
昭和28年11月半ば 日光榎木津ホテルのメイド
昭和28年11月 桜田登和子に蛇が怖い件について相談され、嫌う理由を思い出すようアドバイス

外見

ややつり目。全体的に小作りでかわいらしい顔立ち。小さめで切れ長の奥二重が印象的。中華丼の模様に描いてある唐子のような顔つき。やけに小柄な娘。

パーマネントでも当てているのか、髪型もなかなかにお洒落。

家族・親族

別名・仇名・通称

セツ坊(出門耕作)、セッちゃん(関口巽

登場作

絡新婦の理
百器徒然袋 風 五徳猫・雲外鏡
百鬼夜行 陽 蛇帯
鵼の碑


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