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文作

文作(ぶんさく)

概要・経歴

又市が上方にいたときの仲間。上方では引き続き林蔵らと組んで仕掛け仕事をしている。讃岐市宇の生まれ。平素はどこにいるのか皆目判らないのだが、どういう訳か繋ぎも付けやすい。

黒絵馬事件時、一文字屋仁蔵の使者として江戸に上がり仕掛けにも参加。また、又市に頼まれ東雲右近山岡百介らに協力する。

つなぎ役としてしばしば稲荷藤兵衛の下を訪れる。

天保13年4月、一文字屋仁蔵登代の交換時に蛭子の善治に殺される。

外見

小柄な男。齢に似合わぬ老け顔と、謡うような独特の語り口が年齢を韜晦している。

薄汚れた巡礼装束に染め忘れたような白羽織を羽織っている。

丸に一の字が染め付けられている手拭いで頬被りしている。

家族・親族

別名・仇名・通称

祭文語りの文作

登場作

続巷説百物語 船幽霊
前巷説百物語 山地乳
西巷説百物語 遺言幽霊 水乞幽霊・溝出・豆狸・野狐
了巷説百物語 葛乃葉・手洗鬼


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