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柚木陽子

柚木陽子(ゆずきようこ)

所属:

概要・経歴

木場が懸想していた元映画女優美波絹子の本名。

横浜の劇場でもぎりをやっていた当時に柴田弘弥と出会い、駆け落ち。その時点で父美馬坂幸四郎の子加菜子を身ごもっていた。柴田財閥と協約を結び、柴田弘弥と会わない代わりに生活資金の援助を受ける。

ひょんなきっかけで「続・娘同心/鉄面組血風録」という三流娯楽時代劇の主演に抜擢。可愛らしい顔つきだが、芝居も下手でセリフも棒読み。だが、「悪党、御用じゃ」というシーンだけが受けた。その後数作の娯楽作品に出演。夏目漱石の「三四郎」の映画化で里見美禰子役という大役を得るが、封切り直後の昭和26年夏に引退。須崎に強請られたことが原因。

美馬坂幸四郎をかみ殺した久保竣公を絞め殺し、木場修太郎に逮捕された。

昭和12年8月15日 柴田弘弥と駆け落ち
昭和13年 柚木加菜子を出産
昭和26年夏 女優引退
昭和27年8月15日 木場と出会う
昭和27年8月25日 誘拐予告の脅迫状を木場に発見される
昭和27年10月1日 木場への傷害および久保竣公殺害で逮捕

外見

唇の右下に黶があって、何だか艶めかしかった。31歳には見えない。

家族・親族

父:美馬坂幸四郎

母:柚木絹子

娘:柚木加菜子

同居人:雨宮典匡

別名・仇名・通称

美波絹子、美馬坂陽子、絹ちゃん(映画業界内での通称)

登場作

魍魎の匣


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