大正山根念寺の住職で、古井亮沢の父。書画骨董など美術品の蒐集家で、書道華道茶道に通じている。
戦前はしばしば茶会を開いていた。戦後は、自ら育てた大根料理を檀家に施していた。古井亮沢の復員直後、布施山人一味に押し込まれ椛島次郎に生き埋めにされる。
人の良い老師という風体の、禅者というより通人。
子:古井亮沢
百器徒然袋 雨 山颪