防州浪人(元川津藩士)。川津藩の中でも一二を争う剛の者だった。また、岩見平七とは男色の関係にあった。
川津盛行により、「岩見左門の調査により公金横領の事実が明るみとなり、告発糾弾した岩見左門を口封じのため殺害し、ことが露見するや脱藩逐電した」ことにされる。その後、本所界隈に潜伏し、木匠仕事、人足仕事などをしながらひっそりと暮らしていた。
仇人として捕らえられるが、又市らによって川津盛行と入れ替えられる。仇討ちの後、岩見平七とともに姿を消す。
前巷説百物語 周防大蟆
Total:1049 Today:2 Yesterday:1