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寺田忠

寺田忠(てらだちゅう)

所属:

概要・経歴

寺田兵衛の父。陽気な人。人付き合いの良い、木工所の経営者。町内では「箱屋のチュウさん」と呼ばれて親しまれる人気者だった。

腕がよかった父(寺田兵衛の祖父)の跡を継ぐ。祖父の代から通っている職人達も、新しく雇い入れた工員も、皆慕っていたが職人としては三流で、鉋掛けしかできなかった。

真っ直ぐな板しか作れなかったため、箱作りを始めた。細工物の注文は減り続けたが、箱の注文は増え続けた。寺田兵衛が17歳の時に「寺田木工製作所」の看板を上げる。

父とは対照的に腕が悪く、注文が激減。弟子も去り、寺田木工製作所は寂れる。そこで慣れぬ営業を開始。いくつかの人形卸問屋に話をつけ、人形を入れる箱を製作する仕事を始める。そのころから、寺田木工製作所は「箱屋」と呼ばれるようになる。

大正12年前後 家督相続
昭和7年 久保竣公誕生(忠が命名)
昭和8年 肝硬変で死亡

外見

家族・親族

父:寺田兵衛の祖父

妻:寺田正江

子:寺田兵衛

孫:久保竣公

別名・仇名・通称

箱屋のチュウさん

登場作

魍魎の匣
百鬼夜行 陽 青女房


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