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寺田兵衛の祖父

寺田兵衛の祖父(てらだひょうえのそふ)

所属:

概要・経歴

寺田兵衛の祖父。寺田忠の父。工芸品のような細工物を造る独り働きの木工職人のようなものをしていた。腕が良く、何人かの弟子も取っていた。工房も増築され、小さな工場のような体裁になっていた。

妻(寺田兵衛の祖母)の評判に腹を立てており、噂を聞きつけて鑑定にやってきた福来友吉を追い返す。

寺田家はもともと宮大工の家系だが、宮大工をしていたのは江戸時代まで。当時は京橋あたりに住んでいた。

明治の初めの頃に三鷹(当時の地名は神奈川県新川村、三鷹村になるのは明治22年の市町村制導入時、神奈川から東京府に編入されたのは明治26年)に転居。三鷹転居時の寺田某は、大工だったが宮大工ではなかった。

外見

額に刻まれた三本の深い皺。太くて節くれ立っているのに器用に動く指先。物静かな、それでいて厳しげな口調。

家族・親族

子:寺田忠

妻:寺田兵衛の祖母

別名・仇名・通称

登場作

魍魎の匣
百鬼夜行 陽 青女房


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