武蔵野野方村在住の大百姓。米、麦、大根、甘薯や馬鈴薯などを手広く作り、府内へ出荷して大層儲けていた。
さまざまな人々を上下の区別なく雇い入れ、平等に接して使った。人柄もよく面倒見もよく、使用人や取引先からも大層慕われていた。
使用人同士の争いが治まった頃、娘蒲生いねが失踪。
娘:蒲生いね
養子:ヨタ(蒲生与太)
後巷説百物語 山男