元久遠寺医院の使用人。妻富子とともに、昭和26年春まで久遠寺医院に住み込んでいた。牧朗の死体を放置して普通に生活する久遠寺医院に恐怖して暇を請い、板橋で乾物屋「梅屋商店」を営む梅本常子のもとに身を寄せる。
父も久遠寺家に奉公していた。
なお、子どもは戦死。
鶴のように痩せこけ、真っ白い蓬髪と奥まった眼窩。
妻:澤田富子
父:久遠寺家奉公人
祖母:露子
姑獲鳥の夏