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乙蔵

乙蔵(おとぞう)

所属:

概要・経歴

新田の子孫を称する土淵村の豪農の倅。弘化2年(1845年)時の年は22、3歳。妻子がいるが勘当される。侍嫌いだが宇夫方祥五郎のことは友だと思っている。

家は自分で建てた仮住まい。粗末で不出来な小屋。小屋と呼ぶのもおこがましい。

世事に通じているが野良仕事を嫌い、新しい渡世を始め、その度に失敗ばかりしている。見通しが甘い、銭勘定が不如意、客あしらいが悪いと言われるが、商売が下手だとは思っていない。怠け者で厄介な男だが悪さや隠しごとはしない。性根は曲がっていたが悪心を抱くことはなかった。

駄賃付け、炭焼き、小商い、全て失敗。弘化2年(1845年)の夏は煮売り屋をしていたが冬にはやめていた。

弘化3年の夏前から長者屋敷に仮小屋を建てて埋蔵金を探し、握り飯程度の大きさの金塊を見つける。その金塊と引き換えにお花からもらった小判を元手に仙人峠で甘酒を出す茶屋を営む。

外見

十は老けて見える。

家族・親族

妻:?

子:?

別名・仇名・通称

通称:乙

登場作

遠巷説百物語 歯黒べったり・礒撫・波山・鬼熊・恙虫・出世螺


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