山岡百介の遠縁と称する娘。老いた山岡百介の世話をしている。推定20か21歳。
おぎんの娘りんの娘。8つのとき(元治元年)、国枝喜左衛門に母を殺されて山中で行き倒れ、和田智弁に助けられる。菅丘李山の戯作の奥付(又市のメッセージ付き)を持っていたことから身元が判明。山岡百介に引き取られる。その際、山岡軍八郎の孫(子の庶子)とされる。
白い肌、切れ長の眼、形の良い朱唇。黒い睫毛に縁取られた瞼の端が、ほんのりと紅い。
おぎんに瓜二つ。
祖母:おぎん
母:りん
養父:山岡百介
後巷説百物語