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#author("2024-06-25T20:56:41+09:00","default:nekhet","nekhet") *一文字屋仁蔵(いちもんじやにぞう) [#y22cd48b] RIGHT:所属:[[一文字屋]] 表向きは大坂で戯作版元を営む本屋の主人。実は上方で[[林蔵]]や[[柳次]]ら裏の渡世人たちを束ねる元締めのようなことをしている。上方に流れてきた[[又市]]を拾って一端の悪太郎に育てた人物。 **経歴 [#r85fa812] 元は江戸の賎民。江戸では相当辛い目にあったらしい。そのため、江戸の祇右衛門に強い関心を寄せる。さらに、[[文作]]らを通じて祇右衛門の黒絵馬妨害をゑんま屋に依頼。自身も[[祇右衛門]]の双子の兄[[宗右衛門]]を探し出し、江戸に差し向ける。 大坂では、16年前には既に顔役と呼ばれており、[[辰造]]に罠を仕掛けた張本人でもある。 [[山岡百介]]の戯作開板に際して口利きするも、その戯作本を手に取ることなく死亡。 [[山岡百介]]の戯作開板に際して口利きするも、その戯作本を手に取ることはなかった。 自分が敵の手に落ちたときは自分を殺すようにと[[佐助]]に命じていた。 [[鳥居耀蔵]]と七福連に捕まると、仁蔵の命令に従って[[佐助]]が手配した[[旗屋の縫]]に射殺される。 ちなみに、「続巷説百物語」のみ「[[十文字屋仁蔵]]」という人物が登場するが、一文字屋仁蔵と同一人物と思われる。誤記あるいは誤植か。 **外見 [#jf0894d9] 商人然とした男。立派な身形。洒落た格好。造作の大振りな、落ち着いた容貌。 **家族・親族 [#adf33c43] **別名・仇名・通称 [#nde1c95b] 一文字狸、[[十文字屋仁蔵]](誤植?) **登場作 [#a155a875] [[巷説百物語]] 帷子辻~ [[続巷説百物語]] 老人火(十文字屋仁蔵)~ [[後巷説百物語]] 天火~ [[前巷説百物語]] 寝肥・山地乳・旧鼠~ [[西巷説百物語]] 桂男・遺言幽霊 水乞幽霊・鍛冶が嬶・豆狸・野狐~ [[了巷説百物語]] 柳婆・葛乃葉・手洗鬼
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