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藤野牧朗

藤野牧朗(ふじのまきお)

概要・経歴

久遠寺梗子と結婚し、雑司が谷にある久遠寺医院の婿養子となる。実家は山梨の素封家で、相続した山を売却して得た500万円を持参金として久遠寺家にもたらす。

中禅寺秋彦関口巽の旧制高校時代の1級先輩。引っ込み思案で偏執狂のようにきちんと日記をつける癖がある。

高校時代に久遠寺梗子を見初め、中禅寺秋彦の勧めで書いた恋文を関口に託す。だが、恋文を受け取ったのが久遠寺梗子ではなく久遠寺涼子であったこと、「子を生して育て上げることこそ人生の最終的な目標」という人生観、渡独時の事故で生殖器の一部を失ったことなどが彼の人生を狂わせる。

完全な体外受精の完成を志し研究を完成させるが、梗子との溝は修復し難く、梗子に脇腹を刺された後、涼子によって打ち殺される。

昭和14年夏 鬼子母神の縁日で久遠寺の娘を見初める
昭和15年9月16日 関口巽に「くおんじきょうこ」宛ての恋文を託す
昭和16年2月 久遠寺家へ求婚
昭和16年4月 ドイツに渡る
 ドイツで事故に遭い、生殖器の一部を失う
昭和17年 帰国、帝大医学部に入学
昭和20年 徴兵
 復員後、復学
昭和25年 再び求婚
昭和25年6月5日 久遠寺梗子と結婚
昭和26年1月9日 密室から失踪(実際は死亡しそのまま放置)

外見

分厚い眼鏡をかけた、人のよさそうな人物

家族・親族

母:藤野牧朗の母

妻:久遠寺梗子

別名・仇名・通称

藤牧(命名榎木津)、久遠寺牧朗

登場作

姑獲鳥の夏


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