楠本君枝の2人目の夫。香具師。君枝に与えた家は、身寄りのない年寄りから博打の形に騙し取ったもの。
君枝との入籍まで、萩原という偽名を使っていた。
ある日家を出たまま帰らず、君枝に家の権利書などを送りつける。
右頬に傷(火傷の跡)、眉は薄く鼻筋は通っている。少し反っ歯で上の前歯が1本、下の前歯が1本欠けている。「戦争以外」で左手の小指を失っている。
妻:楠本君枝
萩原(偽名)
魍魎の匣