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榎木津礼二郎 の履歴(No.7)


榎木津礼二郎(えのきづれいじろう)

概要・経歴

中禅寺秋彦関口巽旧制高校時代の1期先輩。旧華族の家柄で、学問、武道、芸術、喧嘩色事すべて優秀で陽気、天衣無縫、天真爛漫、躁病気味。

子どものころから視力が弱く、代わりに人の記憶を再構成して見る能力がある。戦争中に照明弾をまともに食らい、左目はほとんど見えなくなる。これにより、記憶を見る力がさらに強くなった。

木場修太郎および降旗弘の幼馴染み。兵隊ごっこでは、常に客分扱いの特別待遇。

旧制高校卒業後は、東京帝国大学の法学部に進学。

太平洋戦争時は、学徒出陣の予備士官として従軍。軍隊時代は「剃刀」と渾名される切れ者の青年将校として昇進を重ねる。

復員後は、雑誌や広告の挿絵描きや兄総一郎のジャズクラブでギターを弾いて暮らす。から財産の生前分与を受けると、神保町に貸しビル「榎木津ビルヂング」を建て、探偵を始める。榎木津ビルヂングは3階建てで、地階は何とかというバー、1階はテーラー、2階には雑貨の卸問屋会社と弁護士か税理士の事務所。3階すべてが探偵事務所薔薇十字探偵社

探偵としては一切捜査を行わず、事件を「解決」あるいは「粉砕」する。

榎木津幹麿をバカ呼ばわりしているが、それなりに尊敬していたりする。

ちなみに、水気のない菓子と竈馬が嫌い。

昭和27年2月 薔薇十字探偵社開業
昭和27年7月 雑司が谷嬰児連続失踪事件に関係
昭和27年9月 武蔵野連続バラバラ殺人事件に関係
昭和27年12月 逗子湾金色髑髏事件に関係
昭和28年2月 箱根山連続僧侶殺害事件に関係

外見

西洋の磁器人形(ビスクドール)のような整った顔立ち。驚く程に大きい目に鳶色がかった瞳。東洋人とは思えないほど色白で、日に透かすと髪の毛は栗色を通り越して茶色に見える。色素の薄い男。

家族・親族

父:榎木津幹麿

兄:榎木津総一郎

別名・仇名・通称

剃刀(海軍時代)、エノさん(関口巽

登場作

姑獲鳥の夏
魍魎の匣
狂骨の夢
鉄鼠の檻
絡新婦の理


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