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榎木津礼二郎 の履歴ソース(No.10)

*榎木津礼二郎(えのきづれいじろう) [#uaa133f1]
RIGHT:所属:[[京極堂グループ]]/[[薔薇十字探偵社]]/[[榎木津家]]/[[旧制高校仲間]]
**概要・経歴 [#fed7c1db]
[[中禅寺秋彦]]、[[関口巽]]旧制高校時代の1期先輩。旧華族の家柄で、学問、武道、芸術、喧嘩色事すべて優秀で陽気、天衣無縫、天真爛漫、躁病気味。[[木場修太郎]]と同年(35歳?)。

子どものころから視力が弱く、代わりに人の記憶を再構成して見る能力がある。戦争中に照明弾をまともに食らい、左目はほとんど見えなくなる。これにより、記憶を見る力がさらに強くなった。

[[木場修太郎]]および[[降旗弘]]の幼馴染み。兵隊ごっこでは、常に客分扱いの特別待遇。

旧制高校卒業後は、東京帝国大学の法学部に進学。

太平洋戦争時は、学徒出陣の予備士官として従軍。軍隊時代は「剃刀」と渾名される切れ者の青年将校として昇進を重ねる。

復員後は、雑誌や広告の挿絵描きや兄[[総一郎>榎木津総一郎]]のジャズクラブでギターを弾いて暮らす。[[父>榎木津幹麿]]から財産の生前分与を受けると、神保町に貸しビル「榎木津ビルヂング」を建て、探偵を始める。榎木津ビルヂングは3階建てで、地階は何とかというバー、1階はテーラー、2階には雑貨の卸問屋会社と弁護士か税理士の事務所。3階すべてが探偵事務所[[薔薇十字探偵社]]。

探偵としては一切捜査を行わず、事件を「解決」あるいは「粉砕」する。

父[[榎木津幹麿]]をバカ呼ばわりしているが、それなりに尊敬していたりする。

ちなみに、子どもが非常に好きで異常に可愛がる(天骨の匂いを嗅ぐ)。一方、水気のないもそもそした菓子と竈馬が嫌い。

昭和27年2月 [[薔薇十字探偵社]]開業~
昭和27年7月 雑司が谷嬰児連続失踪事件に関係~
昭和27年9月 武蔵野連続バラバラ殺人事件に関係~
昭和27年12月 逗子湾金色髑髏事件に関係~
昭和28年2月 箱根山連続僧侶殺害事件に関係~
昭和28年6月 韮山山中で乱闘を堪能~
 虫歯で奥歯を抜く~
昭和28年7月 鳴釜事件(通産官僚の汚職脱税事件)を解決~
昭和28年7月後半 [[由良昂允]]からの依頼で鳥の城へ~
昭和28年8月 瓶長事件(茶道具屋の書画骨董贋作事件)を解決~
 山颪事件(美食絡みの国際美術品窃盗売買事件)を解決~

**外見 [#kc8daebc]
西洋の磁器人形(ビスクドール)のような整った顔立ち。驚く程に大きい目に鳶色がかった瞳。東洋人とは思えないほど色白で、日に透かすと髪の毛は栗色を通り越して茶色に見える。色素の薄い男。

**家族・親族 [#sa099f84]
父:[[榎木津幹麿]]

兄:[[榎木津総一郎]]

**別名・仇名・通称 [#nb2be710]
剃刀(海軍時代)、エノさん([[関口巽]])、エヅ公([[司喜久男]])

**登場作 [#f9afde67]
[[姑獲鳥の夏]]~
[[魍魎の匣]]~
[[狂骨の夢]]~
[[鉄鼠の檻]]~
[[絡新婦の理]]~
[[塗仏の宴]]~
[[陰摩羅鬼の瑕]]~
[[百器徒然袋 雨]] 鳴釜・瓶長・山颪~

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