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又市 の履歴(No.3)


又市(またいち)

所属:又市一味

概要・経歴

札撒き御行に身をやつし、全国を叉に掛けて仕掛けを施し事件をまとめる男。小股潜りの又市の二つ名で、各地に仲間や知人を持つ。山猫廻しのおぎんや事触れの治平と組むことが多い。

舌先三寸口八丁、口から先に生まれてきたような小悪党。欺す賺す騙る謀るはお手のもの。縁切り仲人口は得手中の得手。人を魅き付けるような雰囲気を持っているが、それでいて何を考えているのか解らぬところもある。

堅気の山岡百介を仕掛けに協力させたりもするが、一方で裏社会に山岡百介を深入りさせぬよう心を砕いている面もある。

武州生まれの百姓の子で、生まれてすぐに母は男と逃げる。父は8つのときに死亡。無動寺の玉泉坊と組んで上方を荒らしていたり、靄船の林蔵と義兄弟の杯を酌み交わしている。

上方を離れた後、小右衛門と組んで10年前の祇右衛門捕縛に関わる。小右衛門の死を見届けた後、山岡百介の前から姿を消す。

決め台詞は「御行奉為(したてまつる)」。

麹町 四谷門の外、念仏長屋が根城と語るが、不明。

外見

純白の衣。胸に偈箱を下げて、坊主頭を白木綿で行者包みにしている。

家族・親族

別名・仇名・通称

小股潜りの又市(二つ名)、又(治平)、又やん(文作)、八咫烏

登場作

巷説百物語
続巷説百物語


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