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赤木大輔

赤木大輔(あかぎだいすけ)

所属:

栃木出身の香具師。淀橋在住。北関東を拠点とする広域暴力団のチンピラ。36歳。面倒見がよく、女性に好かれる性質。頭が悪い訳ではない。家柄も悪いし貧乏だったから学歴こそ低いけれども、考える力は人より優れていると思う。試験はいつだって一番か二番だった。要領も悪くない。機転も利く。しかし、何一つまともにできない。

綺麗好き。几帳面だし、折り目正しいことを好む。酒はあまり飲めない。

経歴

実家は干瓢農家。若衆の中では浮いていた。年長者からは無視され、同年代からは小馬鹿にされ、年下からも軽視された。

若衆だった17、8歳のころ。家を捨てて半端物に成り下がる少し前。懸想していた咲江が若衆の1人に性的暴行を受けたことを聞いて相手の男を糾弾。その男に咲江が嫁ぐことで落ち着いた。

昭和26年の秋に家を飛び出し、やさぐれて零落れて、やくざの三下に成り下がった。が、兄貴分大庭の内縁の妻里美の愚痴を聞き同情し、彼女の要求に応じて一緒に逐電したがすぐに捕まる。大勢に暴行を受け、小指を詰めさせられて神楽坂の山代会に身柄を預けられていた。

宇都木実菜と名乗る女(神崎宏美)に同情し、その依頼で来宮小百合を守ろうとする。その来宮小百合澤井健一を殺害する現場を目撃し、来宮小百合を大磯にかくまう。

保養所に身を寄せるようになってからは、平塚界隈で茣蓙を広げて雑貨を売る露天商をやっていた。

宇都木実菜を敵と思い込まされ、彼女を「しずく」で殺害。その後、昭和28年9月11日午前9時過ぎ、元岩崎製薬保養所で江藤徹也に殺害される。

昭和27年 山代会に身柄を預けられる
昭和28年8月20日 澤井健一の殺害現場を目撃
昭和28年8月22日 来宮小百合と後藤商店に出没
昭和28年8月27日 来宮小百合の殺害現場を目撃し、姿を消す
昭和28年9月5日 宇都木実菜を殺害する
昭和28年9月11日 江藤徹也に殺害される

外見

身体は痩せているが、顔は丸く、額は広く、短く刈った髪の毛は逆立っている。口の周りだけ髭が濃い。眉は黒黒と立派で、二重瞼の切れ長の眼はやけに目立つが眼に精気はなく、笑っているのか怯えているのか判じられない。

家族・親族

5人家族だったが、家族構成は不明瞭(父、母、祖母しか言及なし)

別名・仇名・通称

登場作

邪魅の雫
百鬼夜行 陽 雨女


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